読書レポート② DIE WITH ZERO

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ryuma_kato_5289

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出身地: 北海道札幌市
チーム: YBC柏
目標 : 都市対抗野球出場、ITフリーランス、作家、講演家

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人生が豊かになりすぎる究極のルール

 DIE WITH ZEROは、日本語で言うと「ゼロで死ね」です。タイトルを見ただけではよくわからないことと思います。本書のメッセージを一言で表すと「お金と時間を人生の中で使い切りなさい」ということです。統計上、人は必要以上にお金を稼ぎすぎていることがわかっています。貯蓄、未来への備えと言えば聞こえはいいですが、必要以上に仕事に時間を使いすぎてしまい、お金を価値あることに使うことなく人生を終えているという意味です。

 本書では主に「お金」と「時間」に関する話が中心になります。限りある人生の時間の中で、「いつ何にお金を使うべきか」「いつ何に時間を使うべきか」を考えさせられる1冊となっています。それを考えることは自分の人生を充実させるためにも大切ですが、それ以上に自分の家族や愛する人を幸せにするためにも大切な感覚が述べられています。本記事では20~30代」「40代~50代」「60代以上の3つのライフステージに分けて述べていきます。

20代・30代のDIE WITH ZERO

 20代・30代という若い時間は非常に貴重です。若いうちは特に、「」を意識しながら生きることはしないと思います。ですが、永遠に続くという感覚で日々過ごしていては一瞬で40代を迎えてしまいます。私も含めて若いからこそ、考えていくことが必要です。この若い時間で大切にするべきことは大きく2つです。

 1つは、「喜びを先送りせずに、思い出となる人生体験に投資する」ことです。それは人生の中でやりたいことを列挙したときに、体が動く若い時期にしかできない貴重な体験が数多く存在するからです。具体例を挙げると、海外旅行やスポーツがあげられます。本書の中でも、お金がない若者がお金を借り入れてヨーロッパ旅行に行く話があります。その若者は今しかできない貴重な体験をすることになり、「思い出」として時間を重ねれば重ねるほど素敵な体験になっています。いつ体が動かなくなるか、死んでしまうかはわかりません。そのため、喜びを先送りすることなく「最高の思い出」を作れるようにお金と時間を投資することは悪いことではありません。

 もう1つは、「少ないお金を貯金しない」ということです。それは若い時期は給料が低く生活が苦しいですが、30代・40代になっていけば稼ぐ額は増えていくからです。40歳の頃には20代の頃の貯金の額は非常に少ないものになっているはずです。生活を切り詰めて、貯金しても年を重ねた後に効果がないと考えたら、今できる貴重な体験にお金を使うべきという考えが生まれてきます。しかし、何でも無駄遣いをしていいという意味ではありません。お金を稼ぐのは仕事を通じて時間を売っているのです。つまり、お金を使うときはどれくらいの時間を売ったお金なのかを考え、それでも価値があると思うものにお金を使っていけばいいのです。

40代・50代のDIE WITH ZERO

 40代・50代になると、結婚して子供がいるケースが多いことと思います。20代・30代に比べると収入も増えていると同時に、守るべき存在がいることで行動範囲は若い頃に比べると少なくなります。この時期のお金と時間の使い方で大切にすべきことは大きく1つあります。

 「余生を生きるのに十分なお金を稼ぐことができたら、仕事を減らす」ことです。それは稼いだお金を価値あることに使い、生まれた時間を自分の子供と過ごすべきであるからです。死ぬ前の後悔として、仕事をしすぎずに家族と過ごす時間をもっと多くすればよかったという意見が聞かれます。なんとなく今まで働き続けて、周りも働き続けているので仕事を減らすという選択肢を持たない人が多いです。ただ、お金を稼ぎ切って子供の教育費と老後資金を作ることは机上の空論のように聞こえるかと思います。それを実現するために必要なことは2つあります。

 1つは、「安定した長期投資をする」ことです。仮に子供の教育費と生活費、老後の資金が5000万円必要であると仮定します。すると5000万円貯まるまで仕事を減らすことができないと考えてしまいがちですが、それは違います。まず仕事を全くやめるわけではないので、収入が0になることはありません。また、使わないお金を長期投資に回して利息を得ることで老後にはもっと増えていると考えていいです。そのため、3500万円(目標額の70%)くらいあれば十分実現できます。逆に、5000万円貯まってからだと稼ぎすぎてしまいます。

 もう1つは、「収入が上がっても、無駄に生活の質を上げない」ことです。それは必要のないレベルで生活水準を上げてしまうと、体験に投資する資金が不足してしまうためです。また、非日常的な体験にあまり価値を感じなくなってしまうことにもつながってしまいます。無駄遣いするのではなく、あくまでもお金や時間は人生体験に投資するためにあるので、日常生活は最低限の水準で十分と考えます。

60代以上のDIE WITH ZERO

 60代以上になると、自分の子供が成人していたり、孫がいることも多いと思います。この年代で大事になることは「遺産の相続」です。年を重ねると体も動かなくなり、同じ100万円を持っていても若い頃に比べて価値を見出しにくくなります。この時期に取るべき行動が1つあります。

 「自分の子供などに生前相続をする」ことです。それは、自分の子供がお金を価値あるものにできる若いうちにお金を渡すべきであるからです。一般的には、お金は自分がなくなった後に相続されるものと考えられています。しかし自分が長生きした場合には、自分の子供は40代・50代になった頃に大金を得ることになってしまいます。親である自分が使わない分のお金がたくさんあるにもかかわらず、一番お金が欲しい若い時期にはそのお金を使うことができません。だからこそ自分の子供や孫が若いうちから段階的に資産を分配していけばいいのです。

 老後の資金が十分にある状態であれば、なおさらお金は先に渡すべきです。団体に寄付する場合も、寄付を求めている人は10年後ではなく、今この瞬間にお金を必要としています。老後の資金が心配であれば、「長寿保険」に加入することで解決しますし、自分の葬儀などのお金は生命保険で十分に賄えます。自分がお金を使うこと以上に、自分がもう十分に価値を見出せなくなったお金が家族の役に立つことに幸せを感じることと思います。

本書の感想

 私は社会人2年目の23歳です。お金と時間に関するこの感覚を若いうちに知ることができてよかったと思っています。「死」という課題にしっかり向き合うことで見えてきた私自身に大きな変化が2つありました。

 1つは、「死を意識することで、今以上に真剣に生きるようになった」ことです。人生は短いものであり、特に若い時間はあっという間に過ぎ去ってしまうことに気が付いたからです。また、自分の人生がいつまで続くかわからないからです。明日死ぬかもしれないですし、そうなったときに後悔しないためには1日1日を真剣に生きていこうという気持ちになりました。

 もう1つは、「多くの体験のために時間を作るようになった」ことです。人生の中で今が一番若い時間であり、最もお金を思い出に変える価値がある時間だからです。仕事と家だけの単調な日常ではなく、仕事もいろんな場所のカフェに行ってリモートで作業したり、一日の行動量を増やすことで充実した時間に変えることができます。今しかできないことに時間とお金を惜しみなく投資するようになりました。

 このように人生に限らず、「終わり」を意識することでその時間が充実するというのはよくあると思います。高校野球も人生に一度きりで3年という短い時間が美しさを演出しています。幸せになるための価値観はこの本に詰まっています。ぜひ一度読んでみてください!

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